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櫻田道場の方向性−6 |
フルコン・実戦空手の道場ですが、全空連に加盟させていただきました。
形で参加しようと思っています。 組み手は、ルールの違いは子ども達が戸惑いますので、参加するときは技の上手な生徒を選抜し、特訓してから参加します。
組み手の仕様を変えない理由は、フルコンルールで弱い子が、ルールが変わったからといって どうなるものでもないからです。
まず道場の組み手で強くなってから他流試合を考えましょう。
空手がオリンピック種目になるからと言って、皆がオリンピックを目指すわけではないです。
まず礼儀を身に付け、イジメにあっている仲間がいたら 『 なんで なんにもしない奴を殴る蹴るするんや 』 と相手に言えるような子になってください。
これが親御さんが一番自分の子どもに望んでいる事で、子どもに逞しくなってほしい、強くなって欲しい、元気になって欲しい ・・望んでいるものは これです。
僕の子どもはイジメられっ子で毎日泣いて帰ってきました。 それで自分の子どもに教え始めたのが、学生時代からやっていた空手道でした。
効果は自分の子どもで実証しました。 自分の子どもの、学校での、その時の言葉や行動を知った時 ひとりで涙が出てきました。
最初は自分の子どもだけに教え、いまは評判を呼んで140人の会員になっています。
この輪を広げて生きたいと思います。
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櫻田道場の方向性−5 |
形も空手道 組み手も空手道 2輪車で考えています。
形に全空連の剛柔流の形を取り入れたのは 武真会には形が好きな子が多く、(僕も好きです。)
@全空連は形の大会が多い A剛柔流の形はカッコいい(こどもには、これ 大事)
全空連に加盟すれば小学校の全国大会 中学校に行けば中操体 高校に行けば、高校生の健全育成と生徒相互の親睦を図る 目的で開催する、高校スポーツ界最大の祭典インターハイにも出場できます。 (別に無理にでなくてもいいですが、生徒のメニューの選択肢が増えるという事ですだ)
メニューの選択肢が広がります。
組み手はルールが異なるのでなかなか参加はできませんが、参加するときは技の上手い子を選抜して参加という事になります。
出たいなら、まずフルコン空手で上位になることです。 それが大事だと思います。
フルコンタクトの空手で上位を狙える子は、ルールが変わっても上位を狙えます。
スイスで千人の門下生が在籍する極真の道場が伝統空手に移籍してきたのでした。
ビデオを見て組み手を研究したそうです。 1年でその団体の選手は頭角を現し、トップに躍り出てきたそうです。
その団体がビデオを見ても出来なかったのが「形」でした。 これは学ぶしかないと、「教師を派遣してほしい」と日本に打診してきたのでした。
形はそれだけ奥が深く、難しいという事です。 形を学んでそう思いました。
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櫻田道場の方向性−4 |
先日、一般部の方から太極のビジョンを判りやすく示して欲しいといわれたので、ここに示します。
何度も書いていると思うのですが、僕は武道とは、生涯やるべきものだと思ってます。 道がついているので、途切れる事はないわけです。
若い時にしかできない空手・・それはそれでいいと思います。 僕は空手道を生涯やりたいので、いまでもやってます。 現在57歳、後ろ廻し蹴り、上段廻し蹴り、普通にやります。
人生いろんな事があるさ、人生だもの。 失敗だって、成功だって。 道だもの。
こう聞かれました。 『先生 道を示してください。』 『え それはオレが聞きたいよ。それをオレは捜して求めてるんだから。』
『ただ オレに人格とか、は求めないでね。』
自己分析をすると、僕は空手道を通じて人の修行というものを 考えているようです。 だから 『失敗するくらいなら 最初からしないほうがいい。』 ・・という発想にはなりません。
失敗からのほうからが多く学べます。 感情の抑制、感情と言う想念に捕らわれない自分。 方針の再設計。 感情・想念の抑制という訓練にはかなりいいです。
それはともかく、道場の具体的な長期ビジョン @千人の門下生 (自己の道場だけで大会が開ける、生徒の発表会なので、生徒に喜んでもらえる。) 以前、大会というものには否定的でした。 しかし、現在こういう自己の成長段階を計る物差しは必要だと思ってます。
A全体的な成長。 つまり、一人の天才より100人の秀才。 そのためには、まず空手道をスキになってもらう。
誰にでもできる空手道。
以前こういう生徒がいました。 明らかにセンスが光っていた。技を教えてもすぐに覚える生徒でした。 ただ、すこし高慢なところがありました。
その生徒は引越して、道場を辞めました。 ひょんなことから父兄との連絡があり 『あれから、違う実戦空手の道場に通わせました。』 『そうでしたか、それは良かったですね。』 『そこでの組手で、足の靭帯を損傷し、もう空手を辞めました。』
これを聞いたとき、どいつもこいつもアホだと思いました。
B生涯武道 小学生・園児の武道・青年の武道・壮年・熟年の武道・女子の武道
それぞれいろんな武道があると思います。 判りやすく、記述するとこれがビジョンです。 以前から変わってません。
ただ・・組手はやりたい生徒にはやらせたほうがいいと思って 無理のないようにやらせてます。
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櫻田道場の方向性−3 |
櫻田道場では型は剛柔流と、極真流 組み手は実戦空手をやります。
剛柔流の型が出来れば、将来中学、高校と空手道を続ける生徒が出てきた場合、型の部で中体連やインターハイへの道が広がるからです。
自分が高校時代に習った剛柔流空手を再びやってみると当時と感じ方がかなり異なります。
型というのは規制された自分の動き中で、最大限のスピードとパワーを出す修練だと思いました。 そして組み手というのは、その規制を外して、技を応用して使うもの、と感じました。
フルコンタクト空手の場合、理論を飛ばして、いきなり応用から入っていくので、ある程度の身体能力、運動神経がないとついていけません。
体の使い方を学ぶのが基本であり、その基本の組み合わせである型なのだと思いました。
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櫻田道場の方向性−2 |
現在、考えていること。
1部の選手づくりではなく、全体的なアップを考えています。 子供達は、いま将来社会に出るための準備をしている訳ですが、社会の中でリーダーシップを取れるような大人に育って欲しいと願っています。
実戦空手の道場なので、技術もそうですが、この帯のレベルだったら、こういう動きができるし、この帯だったら技だけでなく後輩への思いやりが出来る、チームのリーダーになれる、というように段階を追ってやっていきたいと思っています。
当然子供達が黒帯になるにはやっていいこと、悪いことの判断が出来る。 言っていい事、悪いことの判断ができるというように導いていきたいと思っています。
今回の合宿、H21年の夏の合宿で5級〜6級の子供達は立派だった。 僕は満足しています。
・・・つづく
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櫻田道場の方向性-1 |
前の所属団体を辞めて一番困ったのが型でした。 どんなに上手くても、所属団体の型の動きから外れた型は評価されません。 それで、どこかの派閥に所属し、型を統一したいとも考えたこともありました。 ・・というのも派閥、団体毎に型は微妙に違います。型の大会に出た場合、どんなに他からみて上手いと思う子でも主催団体の型に合わない選手ははじかれるからです。 それくらい型の大会は難しいです。
それで独自に型の大会を年に1回、計3回開きデータを集めました。 それで今回他道場も招き、4回目の大会になる訳です。 参加団体は全てフルコンの6団体ですが、今回、審判団には全日本空手道連盟5段の師範も審判に入っていただきます。
さて、組手について僕の考えですが、僕の考えは、昔から一環していまして、空手は技は大事だと思っています。 しかしながら空手はパワーも大事です。 パワーがあれば微弱な技など押しつぶすことができます。 しかし、パワーだけだと、年をとって体が動かなくなってきたら空手は出来ない話になってしまいます。若いときだけの武道になってしまうでしょう。 それはおかしいように思います。 生涯武道を考えた場合、それに合わなくなってきます。
次にそれを年代別に僕の考えを述べていきます。
僕は、子供のうちは技やスピード、いろんな技が出来るようにやったほうがいいような気がします。それも足技です。 足の神経発達は全身に影響を与えているような気がします。よくわかりませんがそんな気がします。 ・・というのも先日身体育成のコーチをお招きしての訓練では下半身、特に脚の運動が多かったです。 さらにこの理論と訓練で身に着けた、180cmのハードル超えの様子をビデオで見せてもらいましたが、はっきり言って『見るまでありえない、人間が助走をつけても飛び越せる高さではない。』・・と思いました。 見てからは人間の可能性って凄いんだな・・という気持ちです。
上のジャンプが出来るなら、相手の頭上を飛び越えて足刀で相手の後頭部に蹴りを入れられると思いました。
中学生あたりから徐々にパワートレーニングに入っていったほうがいいと思います。 小学生に『過度』な筋力トレーニングをやると身長が伸びなくなるし、意味が無いのです。
高校生や一般の大人については、安全性を考えながら稽古を普通にすれば良いと思います。
僕の最初からの方針は、子供も女性も、大人も熟年も誰でも安全に出来る空手を目指しています。 だから下は3歳から上は75歳までの年齢幅があるのだと思います。
とうとう熟年の話です。 膝を痛め、この年になってやっと体の大事さと親への感謝が身にしみたようです。
熟年については、これはいま現在進行形なので考察中です。
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